今年最後のUSTREAM放送で、音声を送出するにあたって、ミキサーを使わなかった。正確にはアナログミキサーを!?ということになるのか。
この写真を見てもわかるとおり、ワイヤレスマイクのレシーバー4個はRME社のFIREFACE UFXに接続されている。そう、勘が良い方なら分かったかもしれないが、実はミックスはFIREFACE UFXのTOTAL MIXという、ユーティリティーソフトを使っているのだ。(下の写真)
↑↑↑ミキサーはすべてソフトウェア。しかもUFXのDSP上で動くのでCPU負荷はほとんどゼロ。
しかも、USTREAM放送用のソフト、WIRECASTではPC内部で接続されている。すなわちTOTAL MIXからLOOP BACKされた音声がWIRE CASTに送られているので、正確な音量をDIGICHECK(写真右側のメーター)というこれまたRME社のユーティリティーソフトで管理できるようになる。
WIRECASTはとにかく音声に弱い。メーターもいったいどこを目指せばいいのか分からないし、何を表示しているのかすら分からない。いままでアナログ卓から音声信号を送るときは適正な音量を管理できなかった。
今回は違う。正確にPEAKとRMSを見ながら、ミックスができる。これが、簡単なシステムでできることは大きい。しかもこのTOTAL MIXというソフト、UFXのDSPを使ってEQやCOMP、エフェクトなどがCPUに負荷をかけることなく使うことができる。今回も全チャンネルでEQ、COMPを使った。しかもUFXとPCの接続はUSB一本だけという簡便さ。
放送ではほとんどピークさせることもなく、きれいに音がまとめられた。レベル的にはTV放送より大きめのRMS値で-15dB近辺でまとめてみた。いろいろな放送を見ると、上手な番組はこのあたりに音量を集めてくる。
↑↑↑コントロールブースには音声卓は無く、BGM用のCDJとマウスとキーボードしかない。
しかし放送セットを見ても分かるとおり、きわめて機材を少なくすることができる上に、かなり正確にモニター、送出ができることはこれからインターネット放送にはかなりありがたいことだ。そしてバーチャルミキサーとはいえ、デジタルミキサーのようなもの。リコールだって簡単にできる。現場が変わってもセッティングはあっという間にできてしまう。
正直、アナログミキサーのシステムに戻ることはできない。それくらいこのシステムはやりやすかった。
こんなスタイルのインターネット放送局が来年はたくさん出て来そうだ。





1 個のコメント
まだpingなし
tcg009 さん、いわく:
2011年12月31日 at 2:57 PM (UTC 9)
今回の放送は時間がなくアーカイブで拝見しました。
正直「やっと来たか、、」という感じでした。
そのは「やってくれるのを待っていた」という意味ですので誤解のなき様にお願いします、、(笑)
というのもUstは映像機材に気を使う人は多くても音声は二の次だったり、そもそも知識がないのでどうしやったら良いのか判らない人が多いと思います。
しかしUstを視聴するのはほとんどがPCのスピーカー、場合に寄ってはスマフォでの視聴なので、音量の上り下がりは結構な聞き辛さとなると思いますし、実際そうでした。
せめて最終段にリミッターを挿して欲しいと思いますが、それ以前に音声レベルが小さ過ぎて視聴する側が最大に近い設定にしたり、また割れたり(マイクとCD音源との音量差にビックリしたり。笑)が現状なので、こういった放送スタイルを提案出来た事は素晴らしい事だと思いました。
RME UFXは若干お値段が高いのですが、他にも似た様な機能を持ったIOは多く出ているので、Ustをやられている方がどんどん真似して行くと良いと思いました。
今後も新しいスタイルの提案がされる事を楽しみにしています。