仕事で一度制作した作品を、NTSCからPALに変換する作業をすることになった。
局で働いているときは、いつも、いわゆる「PAL変換機械」のような
ハードウエアエンコーダーをかけて、一本10万位の値段で業者にお願いしていた。
当時はPAL変換は高価なものという意識が強く、しかも映像はひどく汚くそして、
カクカクしたものになってしまっていた。
よく、海外からの映像とかで画が汚いものをみると、
「あーPAL変換してんだなー」ってすぐに分かってしまう。
さて、今回PAL変換をするにあたり、単に映像を720×480からPALの720×576に
引き伸ばして、フレーム補完をかける作業をしたくなかった。なぜかというと、
画が汚くなってしまうし、画の大きさが縦に大きくなることで、
余白のバランスが非常に悪くなってしまうからだ。
手抜きはしたくない、我が同僚のキャプテン氏も「引き伸ばせばすぐに終わるけど、
僕らの作品なので作り直します」と意気込んでくれた。
というわけで、今回僕らが取ったワークフローを簡単にここで紹介したい。
そもそも映像の収録は当然29.97のノンドロップで行っている。
HDVの1440からSDに変換しているので、PALの画に合わせるときもHDVの素材からやり直した。
キャプテン氏いわく、「結構な作業」であった。
NTSCの方が画が小さいので...もう一度HDの大きさからダウンコンすることで、
画のクオリティを保つことができる。そしてフレーム補完は、アフターエフェクトだ。
PALのコンポジションに、そのままNTSCの素材を入れ込めば、
一気に変換することができるのだ!!!
ただ、カットのお尻に1フレーム画が切れてしまうバグを発見。
3分弱のクリップで約2箇所ほど、このバグが出てしまう。
一度書き出してから、その部分を切る必要があるので、ちょっと厄介であった...うーん残念。
でもあの、汚くて、高価なPAL変換といイメージは払拭。
やっぱりノンリニアの方がずっとやりやすくて、お手軽でありました。
全部で20本弱を変換する、今回の仕事。
まだ4本しか出来てねー!キャプテン頼んだ~!