制作技術 Technic: 2009年1月アーカイブ

この前のブログでFIREFACE800をもう一台増やしてADATの系統を増やしてミックスバッファーのチャンネルを増やすか!と考えていたところ、なんとMADIでやってみたら?とRMEさんから提案を頂き、早速YAMAHAさんにもお願いをしてMADIのインターフェースを借りて、NUENDOから64ch(96KHzのときは32ch)でMADIパラアウト!

ついにやってしまいました。全チャンネルのミックスバッファー!すごい結果になりました。デジタルでもミックスバッファーの威力は大。思っていた以上の効果に感動。しかもPCとDM2000の接続はBNCケーブル一本。アナログのマルチを考えたら信じられない。

MADIは同軸ケーフルなら100m、光ケーブルならなんと!2000mも飛ばすことが出来る。ま、うちのスタジオの場合、PCから卓まで1mぐらいしかありませんが・・・。

まず、所感として全体的に音がいい。バッファーを取らなくても、そこそこ良い音がする。MADIはジッターが多いから音が悪い!なんてうわさは吹っ飛びました。ましてバッファーを取ると、一気にレンジが広くなった印象で、奥行き感がより鮮明に表現されていた。リバーブの奥行きなんかは気持ちいいくらいよく見える。もちろん分離も良いので各音源がしっかり聞き取れる。

これは最初からミックスバッファーを取ったほうがクオリティーコントロールが効くのでデフォルトでルーティングをアサインしておいた方が懸命かもしれない。

MADIが放送業界だけでなく音楽制作の世界でも使われるようになるのももう時間の問題か。

デジタルも奥が深い・・・。

30.jpg

29.jpg 現在、ニューアルバムの制作も佳境を向かえ、それぞれの楽曲をマッシュアップしているところ。やはり中にはミックスがなかなか上手くいかない曲もあったり、苦心することも多々。

そこで一番最初に仕上がった曲のミックスバッファーを取ってマスタリング用データを作ろうとしたところ・・・

なんと音が激変。すべてがくっきりとはっきりと見えてきた。それも劇的に。ヤバイ、やばい。音が変わることはいつも予測はしていたものの、ここまで変わるとミックスまで変わってくる。

もちろん、手直しも多々出てきてしまい結局は2度手間に。

さぁ、ここで問題。バッファーをどこで取るかだ。ミックスの初期段階で行なうべきなのか、ある程度ミックスが完成してからバッファーを取るのか悩ましい。

もちろんこれは楽曲によっても変わるので、ここだ!という正解も無い。以前やったミックスではバッファーでここまで激変はしなった。

ただ、今回にはある気になることがある。

すべては24bit、96KHzで制作が進んだ。音の良し悪しは別として、マシンにもかなり負担がかかり、48や44.1KHzとは違った苦労もあった。出音の違いはなんとなく感じていたのだが、バッファーを取ると劇的にその効果が出るように感じた。

もちろんバッファーはDM2000ですべてデジタルで行なった、もしかするとDM2000のクロック精度の高さがNUENDO4やFIREFACE800とあいまって功を奏したのではないかと推察した。

本当ならば全チャンネルバッファーを取りたいところだが、プロジェクトは24bit、96Khzなので全16chのチャンネルが8chになってしまう。ステレオにチャンネルでまとめるとなると4chになる。

FIREFACE800をもう一台とDM2000 用のADATブリッジを買えば、24bit、96KHzでステレオで8chまでいける。

ここまで変わるとなると、導入すべきが悩ましい。