年に一度の楽しみであるINTER-BEEが開催しました。
兄の講演などもあって、初日に出陣。
今回のトピックは「デジタルワークフロー」。
これは我々FILTER KYODAIが常に追い求めるスタイルでもあるのです。
僕にとって、撮影カメラのパラダイムシフトを実感する展示会。
メディアはいよいよメモリ時代に突入!
SONYはS×SのXD-CAMとCFカードのHDVをメインストリームに置いていました。
特に新機種Z5Jが売りのようですね~EX-3など既に発売となっている機種にも
人がにぎわっていました。
実際、今年の初めから、昨年のINTER-BEEで注目の的でもあったZ7Jと270Jを仕事で
使っていたため、CFカードで録画できるお手軽さには、個人的な評価も相当大。
今回のZ5Jに至っては「購入」したい!と実機を目の前にワクワクでした~
↑Z5J。欲しいっちゃ欲しいが、中途半端でもあり、どうなんだ?HDV?
予想通りの出来栄えで、Gレンズなどの搭載で取り扱いの良さをアピール。
特にZ7Jが「重い」という印象が強かったので、持ってみて、お手軽な感じ。
しかし、メモリレコーディングユニットは別売りだし、見た目も含めて新しいという印象はなく、
少し残念。確かに、より万人受けされやすい形に収束しているとは思うものの、
去年程の驚きはなかったです。だったら思い切ってメモリーだけのHDVでもよかった訳で、
筐体を軽くしたり、HD-SDIのインターフェースをつけたり、価格を安くしたり、
もっと派手にやって欲しかったなー。
今回の一番の商品は、ズバリPanasonicのAVCHDカメラAG-HMC155であります!
なぜ?AVCHDのカメラ?いまさら?
それは、時期同じくして、今回のInter-BEEでADOBEが発表したのは、
なななんとPremiereCS4でAVCHDがネイティブ対応になったのです~
↑一応グッドデザインだそうです。でもその性能の方が可能性大。ADOBEが追い風になりそう。
これで鬼門であったH264の編集ができる!ということで、一気にこのカメラへの注目度が
UPしたわけです。強運!Panasonic!しかももちろん、対抗機種はSONYのZ5J。
パンフレットには、対HDVということで、相当「HDVよりキレイ」を押しにしていました。
レンズも広角を使用して、ワイコンいらず。さらにはテープヘッドがないから
バッテリーをつけても2キロ弱!軽い。ステディカムマーリンにもおそらく乗せられます。
しかもメディアはSDカード。お手軽。16Gで90分録れます。CLASS6ならOKということで、
いまネットで買うことのできる16GCLASS6はなんと5000円。S×Sの20分の1。
Panasonicの担当者の方とは、実はご縁がありまして、今度この155を使って
画質検証をすることになりました。これはとても楽しみです。
CS4にプラットフォームを変えれば、おそらく我がスタジオのカメラはHDVから
AVCHDにシフトする可能性も大です。
テープ時代がここまで早く終焉を迎えることになるとは・・・
ADOBEはCS4で更なるシームレスワークフローを提案していました。詳細はまた書きます。
来週のADOBEセミナーに参加してから、更なる効率的なデジタルワークフローを追求いたします~
↑ADOBEもかなり盛り上がってました。
ちなみにCanonは、一時期の勢い空しく、新しいものはなかったです。
唯一、HDVをいまだにテープで頑張ってました。
またVictorですが、僕はHD-100の形が大好きで、できればこの後継種でメモリカメラになれば・・・なんて妄想してて・・・でも実際はS×SのレコーダーアクセサリーをHD-200につけて、
参考商品で出してました。
あ、そうそう、REDもいろいろ頑張ってます。来年、エピックとスカーレットが
すごいことになりそうで、嵐の予感。RED-ONEは去年は1台だったけど、
今年は10台以上会場でゴロゴロしてました。
欲しいなぁ~って、そういえばADOBEの人に聞いたら、R3Dコーデックのネイティブ化は
今キューピッチで行っているそうです。JIMの言う8月とは、実は来年だったりして~
とにかく書くことも大変なくらい&まだまだ実は書きたいことありで、
いろいろありすぎのINTER-BEEでした。