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どこの音楽スタジオに行ってもコンソール卓はまずあります。マルチトラックレコーダーに信号を送り、そしてマルチトラックレコーダーの複数の信号をミックスしてトラックダウンなんかをしているわけです・・・。いわゆるチャネルの数の多いマルチトラックレコーディングをするのであれば、それ相応のチャンネル数を持ったコンソール卓も必要になるわけです。ところがパソコンにレコーディングする昨今、チャンネル数の多いコンソール卓を持つ必要があるのか・・・。
同時に何十本もマイクを立ち上げ、バンドやオーケストラをレコーディングをするのならともかく、ProToolsベースのMAスタジオなんかにに48chのSSLやNEVEが置いてるのを見ると何チャンネル使ってんのさっ!と突っ込みを入れたくなることも・・・。(これには昔と今では大きな使い方の違いがあるのです。)
さて、私のスタジオはYAMAHAのデジタルミキサーDM2000を導入しています。そしてうちのスタジオで同時にレコーディングするのは最大でも8ch、同じくそんなにチャンネルが必要なの?と言われそうです。
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はい、必要ありません・・・。
正確に言うとDM2000のインプットチャンネルはほとんど使っていません。(YAMAHAさんゴメンナサイ。)
じゃ、見栄か?といわれそうですが、実はパソコンベースになった今、卓の方向性は大きく変わってきているのです。さて、思いっきりザックリではありますが、私の卓の使い方について紹介しましょう。
**使い方①**
まず、DAWのコントローラーとして卓を使います。贅沢です。20万も出せばそれ相応のコントローラーが変えますからね。何もDM2000をコントローラーにしなくても・・・、といわれそうですが、FADER感覚はすばらしく良い。
**使い方②**
これが本命。私はDM2000をミックスバッファーとして使います。ミックスをするときのバッファーとしてDM2000を使うのです。そしてほとんどのパソコンベースのスタジオもそういう使い方をしているのです。SSLでバッファーを取ったら、その違いは目からうろこが落ちます。そしてDM2000でバッファーを取ったときの音は抜群に自分の音に馴染むのです。
ミックスバッファーはパソコン内でミックス完成させたものとは確実に違います。簡単に言えばプロの音になります。どうも、パソコンでミックスをすると音にまとまりがつかないと思っている人はミックスバッファーをとってみて下さい。音が確実に分離し、まとめやすくなります。プロの音が確実に近づきます。
最近はミックスバッファー用のアウトボードもたくさん出ています。各社個性があっていいですよ。
好みのバッファーを見つけたら、音にメリハリがついたり、うまくEQが掛けられたり、コンプのリリースのニュアンスが見えてきたり・・・。
そう、これからの卓はそういう使い方していくのでしょう。だって、パソコンはそれくらい音楽制作者の環境を変えてきてますからね。
ともすれば、ProToolsのICONなんかはでっかくて、高価なリモコンですが、これがあるのと無いのでは大きく違うわけです。マウスとキーボードだけでは見えてこない世界があるのです。
ミックスバッファーもそうです。音のバッファーを取るだけなのですが、それだけで音は確実に変わってくるのです。
そしてDM2000はこれを高いレベルで両方かなえてくれる卓としては非常にコストパフォーマンスが高いのです。近い将来48本フェーダーの並んだDM5000(勝手に仮称)が発表されれば、確実に購入です。
卓の将来が楽しみです。各社いろんなタイプの卓を発表しています。
20年前、フライングフェーダーを見たときにびびったように、今の卓の進化も目を見張るものがあります。各社その個性が本当に楽しい!
そうそう、最近はバッファーを取る前に全チャンネルにSSLやNEVEのチャンネルストリップのプラグインを挿して、SSLやNEVEの卓と同じような環境を作ってミックスしている人もいるようです。アイディアがスゴすぎます。
もう、この先コンソール卓がどうなるのか予想すら出来ません・・・。

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