先週のInter-BEEでも話題になっていた各メーカーの
新しいカメラやソフトウエアは、明らかに今後の映像制作における
ワークフローに大きな変化をもたらすことになるだろう。
コンセプトは間違いなく「テープレス化」と「効率化」だ。
HDVから始まるテープ時代も、REDやP2、ED-CAMの登場で
大きく時代の変化を迎えようとしているし、高速CPUや大容量メモリーの
普及でソフトウエアの進化も著しい。
今回、そんな象徴だったのがADOBEのCS4シリーズの発表と
AVCCAM、そしてZ5Jが発売されることになったことだ。
先日まだ未発売のZ5Jのセミナーに参加した。
あまりInter-BEEでは感動しなかったZ5J。少々印象が変わった。
本来ならばテープ収録であるHDVがメモリとハイブリッドで撮れるのが
特徴のカメラ。今年の初めに、既に270JやZ7Jなどが発売になったが、
もっと軽く、そして新しいレンズを搭載しての発売になった。
まだ「テープ」神話から抜け出せない僕らにとって「ハイブリッド」とは
とても魅力的であるのかも??
バックアップをとりつつも、キャプチャー時間を大幅に削減できる
イカスカメラ候補ですかね。
↑Z5J-12月頭に発売だそうです。メモリーユニットをつけると55万円前後。
前回のブログでも少し触れたが、Panasonicは完全メモリーカメラである
155というカメラを既に発売している。すぐに100%メモリーカメラに
移行するのが怖いユーザーは、こっちを選ぶのか???
CFカードも安くなっているし、恐らくHDVの最終型といえるのがZ5Jだろう。
ちなみにその画質はかなりいい。たしかにGOPの崩れはAVCHDにくらべあるものの、
決して侮れないカメラであることは間違いない。
今のところZ5Jと155が対抗機であるといえるだろう。
夕方、ADOBE開催のCS4発表会に参加。Inter-BEEとほとんど同じ内容の
プレゼンであったが、今回の新機能も相変わらず「効率的」であった。
いよいよAEとPRのコンポやシーケンスが一気にバッチレンダリングが
できるようになったのは嬉しい。
↑500人以上は参加していたADOBEセミナー。大賑わい~
Inter-BEEに出展していなかったAPPLE・・・影で必死になっているのだろうか??